前回は、高単価商品をヒットさせるひとつのポイントとして
『五感』を意識することでお客さまの「欲しい!」という感情を生み出せる!
というお話をしました。
今日は、実際に五感を戦略的に取り入れている企業事例と、
Web上の“無形商品”でビジネスをする個人起業家が五感を意識させるにはどうしたらいいのか?
その具体策をお届けしますね!
◆ Appleの戦略!「76°の魔法」とは?
皆さんもご存じのApple社が展開する「Appleストア」。
実は意外と身近なところにも、
五感を取り入れた「高単価商品をヒットさせる戦略」が採用されているんです。
Apple製品は決して安くはないですよね。。。
それでも、Appleストアの“単位面積当たりの売上”は世界中のブランドの中でNo.1を誇っていますし、
日本のiOSのスマホシェアは69.3%のシェアを占めていたりします。
そんなAppleが戦略として取り入れているひとつが、
「76°の魔法」
です。
Appleストアに展示しているノートパソコンの画面角度は全世界共通で「76°」と決まっているんです。
なぜ「76°」なのか?
それは、お客さまにノートパソコンを触ってもらうためです。
「人は、触ったものには恐れを抱かない。」
Appleのデザイナーであるのジョナサン・アイブのこの考えを採用し、
あえてお客さまが自主的に触りやすくなる角度で展示をしているんです。
Appleストアの店内を歩いていると、展示されている商品があちこち目に止まるのに、近づかないとよく見えない。
だから自然と製品に近づいて、気づけば手に取ったり触ったりしている。。。
こんな経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか?
このように、ノートパソコンの画面角度も、
店舗内を歩くお客さまからは見づらい「76°」という角度にすることによって、
自然と、近寄って自分で見やすい角度に調整する=触れる という五感への刺激を与え、
購買に対するハードルを下げるように工夫されているんです。
◆ 「五感」は無意識レベルに影響を与える!
前例のように、
自然と「欲しい」という感情に繋げることができるのが「五感」です。
お客さまは、理性よりも「欲しいか欲しくないかという感情」でモノを購入しています。
自分自身は脳の中でしっかり考えて購入しているつもりでも、
無意識レベルで身体から受け取った情報が意思決定に影響しているんです。
だからこそ、
視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚といった
五感を刺激する要素を取り入れていく工夫をしていくことが、
商品をヒットさせていく近道になります!
、、、ところが、こういうお話しをすると、
実は、ここで必ず躓く方がでてくるんです。
どんな方かというと、、、
そう、
iPhoneやMacBookのように、有形の商品ではなく、
“無形商品” を売っている方
です。
◆ 無形商品でも「欲しい」という感情を高められる方法!
オンライン講師、コーチ、コンサルタント、カウンセラー、セラピストなどの先生業だけでなく、
デザイナー、動画編集者、マーケッター、広告運用、カメラマンなどのクリエイターにも
・自分の商品を視覚的に魅せるのが難しい。
・自分の商品のBefore-Afterを魅せるのが難しい。
・自分の商品をオンラインだけで伝えるのが難しい。
と感じている方は多いのではないでしょうか?
今日は最後に、
「自分の商品は売るのが難しい。。。」と感じている方でも
お客さまの「欲しい!」という感情を高めることができる方法をお伝えしますね!
その方法とは、、、
お客さまが脳の中でリアルにイメージが浮かぶほどに
言葉の表現方法を磨くこと
です。
言葉ひとつで、人の動きは変わります。
商品を直接手に取ってもらうことができなくても、
感性に訴えかける。ハートに訴えかける。そんな風に、
無意識レベルに「欲しい!」という感情を高めていくことができるんです。
今、想うような結果が出ていないのも、
今、想うようなサービスになっていないのも、
お客さまの感情を想うように高められていないからではありませんか?
興味を持ってもらえない。
共感してもらえない。
信じてもらえない。
買ってもらえない。
それも、
日々発信している言葉、商品やサービスを伝える言葉が伝わっていないことで
「欲しい!」という感情を生み出せていないからではありませんか?
次回は、
ファンが集まる言葉のチカラでお客さまの「欲しい!」の感情を高めるために
オンラインで集客・サービスを提供する起業家が乗り越えるべき5つのポイント
をお届けしていきますね!
それではまた(^_−)−☆